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サッと旅行: フィレンツェ

見所の多いフィレンツェですが、事情によってはゆっくりできない場合もあります。
一泊しかできないけど、という方をご案内して「サッとめぐり、フィレンツェ」してきました。

ウッフィツィ美術館
特に美術に興味が無い人でもルネッサンスの傑作が集まったここを素通りはやはり罪というものでしょう。

オンラインであらかじめ切符(バウチャー)を買っておくと時間の節約になり、予定を立てられます。バウチャー購入時に入場の日時を指定するからです。

さて…

有名、超有名、あまり有名では無いものが大量にあるので全部見ると何時間もかかります。「サッとめぐり」では超大事なものだけみます。

これ



ボッティチェッリの「ビーナスの誕生」
同画家の「春」もここにあります。

超有名なものだけ求めて歩いても、どうしても他の作品展示の部屋を通ります。
古代ローマの彫刻
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手をあげてる彫刻ばかり集めてあります。
「年代」とか「テーマ」とか「発見された場所」で展示するのがアカデミックなやり方だと思いますが、「ポーズで集める」というのは新しいというか、なんか好感が持てます。古代ローマの彫刻達が急に身近になる感じです。

これも↓
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食べるのも旅では大事。

ジェラート

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食べる
昼ごはんは通りがかった小さなトラットリアでとりました。
古そうな看板が気に入りました。
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メニューはあれこれ考えないで「ビステッカ・フィオレンティーナ」。フィレンツェ風Tボーンステーキです。
夢中で食べてしまったので写真は撮り忘れました。
小さな店でキッチンの周りにテーブルがある感じです。それほど高くなく、美味しい肉を食べさせてくれました。
Trattoria le MOSSACCE

泊まる
美術の街でデザインホテルに泊まるのはいかがでしょう。

Dedo Boutique Hotel
Via Montebello 7, Santa Maria Novella,
50123 Firenze, Italia
Email:info@dedohotel.it
Tel: +39 055 2381210

鉄道駅からアルノ川に向かった途中にあります。
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モノトーンでまとめてます。

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小さな建物で、エレベーターがありません。お洒落だから許す。

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いちいちお洒落

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シンプルなシングルベッド

朝食
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イタリア式朝食を選んでエスプレッソコーヒーとコルネット(クロワッサン)。いつもはつけないフルーツサラダも取りました。コンチネンタル式でハムやチーズが欲しい人はそうできます。

オブジェ
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朝食の食堂脇の壁。新聞紙で作った動物の頭が可愛い。皮肉も。

フィレンツェを発つ前に、「フィレンツェに一泊しかできない方」の趣味でビンテージショップへ行きました。
ウィンドウのマネキンが着ていたロングドレスをお買いになりました。似合ってました。
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歩き疲れたらタクシーを呼びましょう。
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「サッとめぐり」も重くなくてなかなかいいかもです。

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イタリアでセレブな温泉

イタリアも火山国で、温泉があちこちにあります。
かなり昔から貴族などは温泉を楽しんでいたようで、ルネッサンスの生みの親、メディチ家が使っていたトスカーナの高級温泉施設へ行ってきました。

ここです。(クリックで公式サイトに飛びます。英語版です)
フォンテ ベルデ
かなりセレブです。
かのメディチ家のフェルディナンドさんが御自分の別荘、リラックス地として構築したようです。

ちなみに浴室
大理石です。床も壁も。
温泉1
もちろん、浴槽があり、広々としてます。

部屋1
温泉2
寝室の一角です。

部屋2
温泉3
ベッドです。クイーンサイズというのでしょうか、普通のダブルベッドより広々してます。これをシングルユースしたのですから贅沢です。
カーテンの色がここのテーマ色のようです。
ゴテゴテと飾りのないさっぱりした部屋で落ち着きます。

持ち主
温泉~肖像画
廊下にあった絵の一枚です。
「メディチの娘」と書いてあります。

廊下1
温泉~廊下
これからテルメへ行きます。
客室のドアが並び、床はフカフカの絨毯で音を吸い取るので静かです。

廊下2
温泉~廊下2
これは一階の廊下。
メディチ家の皆さんの肖像版画がこれでもかっ、とかかってます。


噴水
温泉6
今は屋内にありますが、かつては屋外にあったと推察します。
噴水は動いていないけど、改装をして壁を作って屋内になっちゃったとも考えられます。どちらにしてもルネッサンスの昔から水を出し続けています。

テルメ
温泉4
いくつか繋がっている温泉湯船の一つです。
これは屋内なので、雨が降っている時でも入れます。残りは屋外です。


水着でお風呂
温泉5
イタリアでは、温泉は水着で入ります。
部屋にバスローブと屋内スリッパが用意されていて、ホテル中どこでもバスローブでうろうろできます。
日本の旅館で備え付けの浴衣や作務衣でうろうろできるのと同じです。
ただし、これはテルメだからです。一般のホテルではバスローブでうろうろはできません。

バックは先ほどの屋内温泉です。それほど深くなく、お湯の中で歩き回るのに良い深さです。
このすぐ外に公衆トイレのように(例えが悪いですね)小さく仕切られた湯船があり、スイッチを押すとちょうど肩と腰のところにお湯勢い良くが吹き出してマッサージをしてくれます。

さらに外に行くと滝壺があり、これに肩を打たれてもマッサージになります。

夏場はスイミングプールもあります。
私が着いた時は夕方で、スイミングプールにはちょっと遅い時間でした。
スイミングプールや野外温泉のそばにはビーチチェアもあり、本でも持っていってゆっくり読書などできたらいいなぁ、と思いました。

またメディチさん
温泉~肖像画2
夕食を摂りにレストランへ行きます。

突き出し
温泉~食事1
カマンベルチーズに似たチーズにクルミ乗せ
脇の黄色い丸は蜂蜜です。辛い、臭いチーズに蜂蜜はよく合います。

前菜
温泉~食事2
山のトスカーナのミックス前菜
「山の」前菜とはハム、サラミとチーズです。トマトとトリュフのブルスケッタもついてます。
モンタルチーニの赤ワインもいただきました。

プリモ(第一の皿)1
温泉~食事3
メモをし忘れて、詳細は不明です。
「シェフの料理」なので、基本はトスカーナ料理ながら、シェフのオリジナルが加わります。
これはトルテッリーニに羊のチーズに肉のソース和え。

プリモ(第一の皿)2
温泉~食事4
パッパルデッラにウサギのソース。
トスカーナは農業国、酪農国、加えて山間部は昔から狩りも盛んでシビエ料理が得意な地域です。

日が暮れてきた
温泉~食事5
煌々とした灯りが無く、なかなかロマンチックです。

デザート1
温泉~食事6
三種類のチョコレートを使ったデザート。
イタリアは実はチョコレートが美味しいんです。カカオの含有量が多く、EUに対してチョコレートにも原産地証明をつけて欲しいイタリアのチョコレート業界が抗議したという話を読んだことがあります。チョコレートにDOCの表示がどこにもついてないので、実現しなかったようですが。

デザート2
温泉~食事7
いちじくをベースにしたババロアにチョコレートアイスクリーム。

シェフの料理では、季節の素材を使ってメニューを決めるので、定番はありません。

以下、トリップアドバイザーから、このレストランの料理の写真をお楽しみいただけます。
料理の写真様々

お部屋へ帰る
温泉~食事8
エレベーターを使って部屋に帰ります。
おいしかった。ご馳走さまでした。


朝食へ
温泉~テラス
季節の良い時だったので、テラスで朝食です。
トスカーナのなだらかな丘が見渡せます。

テーブルとパラソル
温泉~テラス2
パラソルの色に気がつきましたか?
寝室のカーテンに使われていた色の一つですね。

私の朝食
温泉~朝食
コンチネンタルスタイルでハムサラミ、サラダや卵もありますが、長年のイタリア生活で「コーヒーとクロワッサン(ローマではコルネットと呼びます。北イタリアではブリオッシュ)かビスケット類」とい軽いメニューに慣れているのであまりたくさん食べられません。それでもアップルパイとプレーンヨーグルト+盛りの果実ジャムを追加しました。それとコルネットが小さめだったので中に何も入っていない「センプリチェ(シンプル)」と全粒粉で焼いて蜂蜜を中に入れたお好みの二種類をいただきました。

一泊だけだったので、これでテルメとはお別れです。
もうちょっとゆっくりできたら最高でしたね。
ちなみに、私が行った時は7月の初め。お客さんはまばらな時でした。トリバゴでダブルのシングルユースで412ユーロ(約5万3千円:税、朝食込み)でした。

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アレッツォ・堀文子さん

フィレンツェからイタリアの中央部、山脈の方へ向かって80キロほどのアレッツォ市の郊外にアグリツーリズモ・アルベルゴッティがあります。

外観はこんな感じ。
外観3

外観1

かつての貴族アルベルゴッティ家の田園の家だったところです。
貴族は町中と田園部に家を持つが普通でした。

この家の三階に日本画家の堀文子(ウィキペディア)さんが何年かアトリエを構えました。

堀文子さんはこんな方↓
インタビュー


堀さんと同じ日本人である、ということだけを武器に、このアグリツーリズモに突然訪ねて見ました。
ここに泊まっても良かったのですが、最低三泊が原則で、予定と合わずに断念しました。
堀さんゆかりのアグリツーリズモと、アグリツーリズモオーナー家ゆかりのアレッツォを写真でお目にかけます。

オーナーのアルベルゴッティさんが親切にもてなしてくれました。
そう、彼はこの屋敷を建てた貴族の末裔なんです。

堀1
堀さんの画集を見せてくれました。

堀さんは、滞在中、毎朝庭や田舎道を散歩して、胸囲を惹かれる植物を拾ってきてはスケッチしてたそうです。
堀2
つる草のスケッチ。

アルベルゴッティ家の家紋
内部3
後でまた出てきますので覚えておいてください。

母屋一階部
内部1
ドアから入ってすぐのサロンです。

内部2
サロン、広い。

母屋を出て直ぐ目の前にある庭
庭1

母屋と離れを繋ぐ道
庭4

庭をぐるっと見回す
庭5

外へ向かう道
庭6
この庭でもよく画材を見つけていたようです。


離れ。
ここには、庭やぶどう畑の世話をする使用人が住んでいました。
離れ

離れに入ってすぐにあるかまど。
離れない部

離れにあるアパートが空いている、と言って見せてくれました。
サロンにある堀さんの絵。
離れない部2

寝室。
離れない部3
質素で清潔。


離れない部4

農具や松ぼっくりなどを利用した飾り物。
離れない部6

この屋敷には暖房の設備がありません。
冬、堀さんは猫と二人きりでストーブと暖炉だけで、静かな静かな時を過ごしてスケッチを貯めていったそうです。
周りには畑があるだけ。冬には農作業も休みです。誰も居ないところで自分と向き合うには格好の場所ですね。

堀さんが使っていたアパートを堀さんの展示室にするつもりとのこと。
そうなったら、ぜひもう一度訪れたいと思います。

ぶどう畑を横目に見ながらアレッツォへ向かいます。
行程2

アレッツォは、現在約人口10万人の街です。ご多分に漏れず、ここもエトルリア起源。ローマ時代を経て、中世に力を持ちました。
金細工、中世時代の甲冑競技の祭り、中世の詩人・哲学者のペトラルカが生まれた街、映画「ライフ・イズ・ビュティフル」の舞台になった街として有名です。
地図1
町の入り口にあった地図をパチリ。小さい街だけれど教会がたくさん。そのどれもに見逃せない絵があります。

現市役所
教会
要塞の形式をもった中世の建物です。

ドゥオモ
カテドラル1
町で一番格の高い、主教会。町の一番高いところにあります。13世紀に建てられたゴシック建築のカテドラルです。

この教会の中の見どころの一つ、「聖シルベスターの祭壇
カテドラル2
4世紀の法王・聖シルベスターは別の所に葬られているはずなので、このミイラさんは別の法王だと思うのですが、なぜこの名前で呼ばれているのかは不明です。

家紋
カテドラル3
祭壇横の柱に刻まれた家紋。先ほど見たアルベルゴッティ家のもの。
家紋の上に刻まれた丸帽子は大司教の印です。
カテドラルの歴史を読むと19世紀の大司教アルベルト・アルベルゴッティ卿がカテドラル内部の階層を指示したそうです。

祭壇
カテドラル5
「チウト・タルラーリの埋葬モニュメント」という名の祭壇で、14世紀のもの。棺は4世紀のもの。
その上を飾るフレスコ画は27つある祭壇の内、唯一残った4世紀のもの。アレッツォの画家マエストロ・デル・ベスコバード作。しっかりビザンチンしてます。

残念ながら時間に追われた訪問だったので、見たのはこの教会のみで、目についたトラットリアで簡単にお昼にして次へと向かいました。

海と山のサラダ
お昼
牛のサラミ・ブレサウラ、ルゲッタ(ルーコラ)、マッシュルーム、エビ、パルメザンのスライス。

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プーリア州マルティーナ・フランカのスーパーへ行く

南イタリア、プーリア州のマルティーナ・フランカは舅の後妻の故郷でちょくちょく遊びに行った場所です。

マルティーナ

バロックとロココ様式の白い建物の美しい小さな町です。
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ローマに持ち帰るチーズとその夜に食べるものををスーパーに物色しに行きました。


狙い目は「カチョリコッタ(cacioricotta)」。
南イタリア(プーリア、バシリカータ、カラブリア)の特産品で主にひつじかやぎの乳から作るチーズ製法と(ヨーグルトなどの)乳製品製法とのハイブリッドの準フレッシュチーズです。
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生パスタ売り場。
手間に見える遠景のパスタがプーリア特産の「オレッキエッティ」
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赤い「プンタレッラ」。
プンタレッラはチコリの一種でローマでよくサラダにして食べます。プーリアのものは根本が赤くなります。鉄分が多いのかな。土地のせいかもしれませんね。旅先で、買っても食べられない(このためだけにサラダオイルやら塩やらを買わなくてはいけない)ので写真だけ。
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プーリアにはいろいろな形のモッツァレッラがありましてこれもその一つ。モッツァレッラは厳密には製法から言って「チーズ」ではなく「乳製品」なんだそうです。そもそもは固まってきた乳を手ですくい取って親指と人差指の輪っかから押し出して丸くするのがよく見るモッツァレッラ。夕食用に買ったこれはうどん粉を伸ばすように伸ばしてからちぎって一結びしたもの。
ふにゃっとしてなくて、繊維があるような歯ごたえのあるできあがりです。
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「ストラッチャテッラ・プリエーゼ(stracciatella pugliese)」
有名な「ブッラータ(イタリア語の「バター」”BURRO"から来ている名前)」のさらに新鮮な状態の乳製品です。新鮮なうちに食べるしかありません。バターや生クリームのように乳の脂肪分からできているのでカロリーは100gにつき230Kcalだそうです。
でも、たまのことだし量をたっぷり食べるわけではないので。しかもせっかくのプーリア訪問でこれを食べずに帰るわけにも行かず。
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「バラッティエレ・Barattiere」
これもプーリア特産。調べたところによるときゅうりとメロンが自然配合して偶然出来たものだとか。小型メロンのようで、きゅうりの味がしてきゅうりほど酸味がなく、消化しやすい果物?です。甘みは一切なく、デリケートな青臭さで口の中がさっぱりします。
サラダに混ぜたり、塩をかけたりしないで、皮を剥いて種をとってナマのまま食べます。
食事の最後に食べるものです。
長年、夏をプーリアの後妻の故郷で過ごした義妹はプーリアに来たらこれを食べずに食事を終えることが考えられないそうです。
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マルティーナ・フランカ(プーリア)での朝食

ここに着いて最初の朝食時に舅はいそいそと、「マルティーナ・フランカで朝食を取るんならカフェ・トリポリに行かなくちゃ!」と道案内をしてくれました。


100年以上前に開店した老舗です。
壁に「sorbetteria(ソルベッテリーア)」と書いてありますが、「シャーベット屋」の意味です。シャーベットが有名なんです。
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店内のインテリアは1950年代のもの。
しっかりと手入れをして使い込んだ木製家具は味があります。
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イタリア人がお茶する、と言うか、コーヒーを飲むときにはいちいち座りません。だから店内は狭いのです。
でも天気の良い休みの時や、友達とゆっくりおしゃべりしたい時や、我々のようなエトランゼは広場のロケーションを楽しみつつ外のテーブルに陣取ります。
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みな、イタリアの一般的な朝食、コーヒーとコルネット(クロワッサン型のパン菓子)をとりました。

でもダンナは…
”Granita di caffè con panna"(グラニータ・ディ・カッフェ・コン・パンナ)
生クリームを乗せたコーヒーシャーベットで思わず変顔をしてしまいました。すごく喜んでるんです。
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(最初に「ソルベット」と言ってここでは「グラニータ」と言ってますが同じことです。)

ちなみに店名の「トリポリ」はリビアの地名です。
1911年にリビアがイタリア領になったのを記念してつけた店名かなと想像しています。


Caffè Tripoli
Piazza Garibaldi 25
74015 Martina Franca

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midoroma

Author:midoroma
中年からでもできるよね、夢の実現。

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